アイシングでつかうクッキーは平らでなめらかな生地が理想です。ベースとなるクッキー生地がデコボコとしているときれいにアイシングが絞れません。また、焼きムラができ割れやすくなってしまいます。
ですので、平らでなめらかなクッキー生地を作ることが大切です。
アイシング用のクッキー生地の材料、作り方を行程ごとに詳しく説明します。
クッキー生地の材料
アイシング用のクッキー生地の材料で、1回で作りやすい分量です。
バター
200g
砂糖
170g
卵(Mサイズ)
1個
薄力粉
400g
- 砂糖はグラニュー糖でも上白糖のどちらでもかまいません。
- バターは有塩・無塩のどちらでも好みでかまいませんが、有塩バターはクッキー生地に少しだけ塩味がします。
- 卵とバターは作り始める1時間ほど前に冷蔵庫から出しておきます。
バターの固さの目安
ヘラで押しても簡単につぶされないほどの固さで、指で押して少し固いと感じる程度でかまいません。やわらかくなりすぎないように気をつけましょう。
バターがやわらかいと作成途中で生地がだれてしまい、生地が扱いづらくなり、焼成後も平らなクッキーが焼けないことがあります。
クッキー生地の作り方
以下の順番で材料を加え、混ぜ合わせていきます。
- バター
- 砂糖
- 卵
- 薄力粉
では、詳しい作り方を説明していきます。
バターをやわらかくします
バターをボウルに入れ、ゴムヘラで押しつぶすようにし、バターをやわらかくします。
はじめは下記写真のように、へらでつぶしても固い状態です。
初めはバターが固く混ぜにくいのですが、押しつぶしていくのを繰り返していると徐々にやわらかくなってきます。
ここでは空気を含ませないように混ぜましょう。泡立てるようにかき混ぜるのではなく、すり混ぜるようにします。
下記の写真のようにバターのかたまりや粒がなくなり、なめらかな生地になったら次の行程にすすみます。
砂糖を加え、すり混ぜます
バターの入っていたボウルに砂糖を2〜3回に分けて加え、すり混ぜます。
すり混ぜているうちに砂糖の粒が見えなくなります。砂糖が見えなくなったら次の砂糖を加えましょう。
ここでもすり混ぜます。なるべく空気を含ませないようにしましょう。
下記写真のように砂糖の粒が消えてバターと混ざり、白っぽくふんわりとしたら次の行程に移ります。
卵を加え、混ぜます
卵を別の容器に割り、溶きます。
卵液を3〜5回に分けて加え、その都度ゴムヘラですり混ぜます。
生地に対しての水分量が多くなるため、分離ぎみになりますが、しっかり混ぜることにより、卵液と生地がしっかりとくっつきます。
ここでも同様に空気を含ませずに混ぜ合わせます。生地につやが出てきたら、次の行程にうつります。
薄力粉を加えます
薄力粉を一気に加え、ゴムベラをつかい生地を切るように混ぜます。
混ぜ続けると、ぽろぽろとしたかたまりの生地ができます。まだ、小麦粉が残っていますが、混ぜ続けると大きめのかたまりになります。
ぼろぼろとした粉っぽさが残る程度で混ぜるのをやめます。
できあがりの生地は下記写真のように粉が残っていて、全体的に混ざっていなくてもかまいません。混ぜすぎないようにしてください。
生地をラップに包み、冷蔵庫で1時間以上休ませます。
これでアイシング用のクッキー生地のできあがりです。
- 【アイシングクッキーの基本の作り方 8つのレッスン】 一覧に戻る
- 次レッスン 【アイシング用のクッキーが平らになる焼きかた】 にすすむ